壁AC2023 22日目の記事です
年末となれば、エンジニアがこぞって今年買って良かったものの振り返りを始め、隙間に自分語りを挟むというのはもはや風物詩である。しかし、詭弁論部に所属し、詭弁を栖に、逆張りを常とする筆者にとって、そんな大衆的ムーブメントにかまけている時間はないのである。
それはさておき今年買って良かったものTOP3を振り返ると次のようになる
というわけで本稿では、いかにして結婚式・披露宴開催における苦労を軽減し、かつ充実したものにするかという戦略や関連したTipsについて述べる。アラサーである筆者にとって結婚は人生における喫緊の課題であり、同世代の友人の少なくない数が同様の課題に直面する(あるいはしてきた)と思われる。その一方で結婚に関する話題は広告めいた情報が多く、まともな情報の入手は困難を極める。この記事が何か参考になれば幸いである。
<aside> 💡 後に知ったことではあるが、妻は筆者(当時D3)との初デートの前に、KAKEN(科研費データベース)で筆者の研究テーマや研究費獲得状況についてリサーチしていた。後のデートでは博士論文の内容や研究の見通しについて詳細に質問され、筆者はiPadでスライドを示しながら説明することとなった。このことから研究者においては、デートの前に自身のresearchmapやGoogle Scholarをアップデートする、発表スライドや論文別刷りを揃えるといった準備が望ましいと示唆される。
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追記: ↑は純粋に研究への興味とのことであった。その後も筆者が国際学会で招待講演をする際には学会に同行参加するなど、筆者の研究に関心を持ってくれているようである。しばしば「研究者は聞かれてもいないのに自分の研究の話をしてしまう」というアンチパターンが語られるが、純粋に興味を示してくれた相手に適切に研究の価値や魅力を語れるという準備は欠かさずにいたいものである。
さて、無事に関係者の合意形成がなされ、婚約や結婚の諸手続きが終わると、結婚式や披露宴をするか、するとしたらどうするかといった意思決定が求められる。以下では結婚式・披露宴を行う前提で話を進める。
まず検討するポイントは会場と衣装の2つであり、大抵は会場に目星をつける→提携衣装店を見に行って衣装を決めるという順番になる。
総じて、自由度が高すぎて判断に悩むため、はじめにどういう結婚式にするかイメージし、こだわりたいポイント(会場、料理、余興 etc.)を決めておくのは有効な戦略である。筆者らは明治洋館のような重厚な会場でクラシックな雰囲気を目指すことにし、音楽好きなゲストが多いことから音楽系の演出にこだわった。